ズボンが入らない!これって骨盤が原因?(ちょっと記事を直しました)

令和6年10月に以下の記事を少し書き直しています。
理由としては、当時自分が信じていたことを論文ベースで調べ直していたらどうも違うなという事実に直面したためです。
おそらく今後も新たな発見などがあると記事が書き直されるかもしれません。
古い分は削除せずに取り消し線で訂正します。
前はこんな風に思ってたんだーとお楽しみ要素に読んでいただければ幸いです。

岩出市の【慢性腰痛・足の専門院】 いわで骨盤整体院
いわで骨盤整体院の稲垣です

「以前まで履けていたズボンが入らなくなった」
コレ、女性の中では結構深刻な悩みですよね

今回は
・産後に妊娠前のズボンが入らなくなった
・出産関係なくお尻が大きくなってズボンが入らなくなった
という悩みに関するお話をします

ズボンが入らなくなる原因は大きく3つあります
①腰、お尻周りの脂肪増加
産後で骨盤が広がった状態 (訂正これは関係ないかもしれない)
③大腿骨の位置が悪い

お尻周りの脂肪増加

女性からするとこれはあまり良い響きでは無いかもしれません・・・
お腹にお肉が付き易いと思ったことはありませんか?
そして落ちにくいと感じたことはありませんか?

個人差はありますが、場所によって脂肪の付き易さや落ち易さが違います

お腹や腰、お尻周りに付きやすく落ちにくいです
ですので、ダイレクトにズボンのサイズに関わってきます



産後で骨盤が広がった状態になっている (これはけ関係ないかもしれない)

出産(特に普通分娩)をされた方は、骨盤が広がった状態にあります
酷い方だと、骨盤の前の方の恥骨という部分に痛みが出たり、
歩くときに腰が抜けそうな感覚になる場合もあります

簡単にメカニズムを説明しますと
①出産時にホルモンの作用によって骨盤をつなぎとめている靭帯が柔らかくなる
        ↓
②骨盤が動きやすい状態になる
        ↓
③骨盤が開き産道が確保される
        ↓
④おぎゃー!\(^o^)/
となります
この流れの③の時に骨盤が大きく開きます。
恥骨の部分(恥骨結合)が10㎜以上開くと歩行すら困難な状態になります

産後、日月の経過とともに骨盤は元のサイズに戻ろうとしますが、
戻りきらない、もしくは戻りが弱い方がいます
さらに2人、3人目と出産を繰り返していくごとに積み重なっていくことになります


産後ママによると産後骨盤ベルトが面倒くさいと言う意見が多くありますが、
たった数ヶ月の面倒臭さで体のシルエットを綺麗に戻せると思えば頑張れるはずです!

多くの文献を調べましたが、骨盤の前のつなぎ目(恥骨結合と呼ばれる部分、いわゆる恥骨のところです)が4㎜離れている人でも正常な歩行ができずすり足になるそうです。(参考:瀬尾ら  骨盤輪不安定症における超音波診断法の検討 https://www.jstage.jst.go.jp/article/yotsu/10/1/10_1_144/_pdf)

それなのにしっかりと歩いて来られる方に骨盤が広がっていてズボンが入らないんですよと説明することに矛盾がありますね。

だた、分娩経験によって骨盤のねじれが残る可能性があるようです。(参考:増田ら 
女性の骨盤形態と変形因子の検討—経腟分娩が与える影響 https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1551201582?englishFlg=2 )
でもそれがズボンが入らなくなった原因とするには違うかなと感じています。

産後から1年経過するとホルモン値は通常値に戻ります
つまり、靭帯が硬くなり骨盤が固定された状態になります
ですので、産後の骨盤のケアは2か月あたりからしっかりとすることをお勧めします!

産後ケアは現在も必要だと考えていますが、体形が産後の骨盤に由来するに無理があるかなと思いました。

赤く囲っているところの靭帯が緩くなり骨盤が開くようになる

③大腿骨の位置が悪い

産後年々も経過している、もしくは産後でもないのに骨盤の横のでっぱりが気になる方がいます

そんな場合の原因が骨盤ではなく、大腿骨の位置であることがあります
大腿骨は股関節のところでくの字に曲がって骨盤に収まっています
このくの字の角がどこにあるかでお尻の横の出っ張り方が変わります

本来は体の真横よりも少し後ろにあるものです
それが、姿勢や体の使い方により次第に体の真横に張り出すように位置が変わっていきます
これは骨の変形ではなく、あくまで位置の問題です
そして、グイグイ押し込んでもかわりません・・・。

厳密には、くの字の角度、大腿骨のねじれ方など形状の個人差が大きい箇所ですが
僕の経験上、お尻の横の出っ張りが気になっている方は、形状ではなく位置が悪い方が多いです

以下の項目に1つでも当てはまれば位置が悪くなっているかもしれません
チェックしてみてください!
☑内股になっている、もしくは内股ぎみ
☑仰向きに寝た時に、こぶしが腰に入る。掌がスカスカに入る状態。いわゆる反り腰
☑出尻
☑靴のかかとの内側がすりへる
☑太ももの前側に張り感がある

当てはまるものがありましたか?
もし、産後ではない状態で施術院に行った際にセラピストが
「骨盤の位置が悪いですね」とか「この出っ張りを押し込みましょう」と言ってきたら
僕はそこの施術院はお勧めできません(◎_◎;)

お尻が大きくなったのではなく大腿骨の角が真横に来ているだけ

全てのものには原因とその過程があると思っています
諦めずに理想の状態を目指せる手掛かりになればと思います

ではまた(^O^)/

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